
【結婚式のロング丈ドレス】マナーと着丈の注意点/年代別・身長別おすすめロングドレスを徹底解説
「結婚式お呼ばれに、ロング丈ドレスを着ても大丈夫?」
答えは大丈夫!マナー違反ではありません。ロングドレスは、脚の露出を抑えられて上品でフォーマル感のある着こなしができます。結婚式におすすめのデザインなのです。
しかし、守らないとマナー違反になってしまうポイントも…。
この記事で「結婚式のお呼ばれロング丈ドレスの選び方」をしっかり理解しておきましょう。年代別や身長別に、人気のおすすめロングドレスもご紹介していますので要チェックです♪
目次
お呼ばれロングドレスは「くるぶし丈」まで
ゲストが着る洋装のドレスコードは「準礼装」。
スカート丈は、「膝丈〜くるぶし丈」です。目安として、「ドレスを着てパンプスがしっかり見えるか」チェックしてみましょう。
くるぶしより長い「フロア丈」のロングドレスは、ドレスコード「正礼装」の装い。正礼装は、新郎新婦の母親と主役である新婦の装いです。格式ある会場なら、血縁の近い姉妹が着る事もあるでしょう。
お呼ばれされているゲストが同格の装いをするのはマナー違反とされていますので注意しましょう。
スカート丈は時間帯によって違う
洋装のドレスコードでは、ドレスのスカート丈は時間帯でも違いがあります。ゲストが着る準礼装のスカート丈は、以下の通りです。
■昼間(セミアフタヌーンドレス)
膝丈〜くるぶし丈
■夕刻以降(カクテルドレス)
スカート丈は自由
夜の結婚式や披露宴で着用するカクテルドレス。露出や光沢もOKで、照明に映える華やかな装いが求められます。意外にもカクテルドレスのスカート丈に正式な決まりはありません。膝上のミニ丈も長いロング丈もOK。
ただし、結婚式は様々な価値観や年代の方が出席するので、夜であっても上品な着こなしを意識するのが◎。
生地によってロング丈の着丈が変わる!?
お呼ばれのロング丈ドレスを選ぶ時、長くなり過ぎないように「着丈/総丈」をしっかりチェックする方もいます。でもなぜか、思っていた感じと違ったり、同じ着丈でも実際着てみると違って見えたり…。
ロングドレスの着用時の着丈の印象は、生地によって変わります。
「平置きで採寸した時」と「実際着用した時」では、生地の質感・重さと重力の関係で、丈感や印象が変わるのです。
生地に注目してロングドレスを選んでみると、実際に着用した時に失敗しにくくなります。
「エアリー感のある生地」
フワッとエアリー感のある「チュールレース」や透明感とハリのある「オーガンジー」など、軽さと程よいハリを持つ生地は、着用時には着丈が長くなり過ぎません。
小柄な方におすすめのロングドレスの生地です。
「落ち感のある柔らかい生地」
落ち感のある柔らかい「ジョーゼット」や「ベロア」「サテン」などは、着用時に生地が落ちて、採寸のイメージより着丈が長く感じやすいです。
身長が普通~高い方には、しっとり大人っぽく着れる生地です。低身長の方は、落ち感のある生地は着丈が長くなりやすいので要注意です。
「厚みやハリがある生地」
厚みやハリがある「ジャガード」「タフタ」「シャンタン」などは、平置採寸のイメージと着用時のイメージに差が出にくいです。

同じ着丈でも「軽さのあるチュールやレース」と「落ち感のあるジョーゼット」では、着た時の着丈の印象は結構違います。画像で確認してみましょう。
トレンドロングドレス
ロング丈ドレスのトレンドをご紹介!露出度をおさえつつも大人っぽくてスタイルが良く見えるロングドレスが人気です。
「大人っぽいIラインロングドレス」
「露出を抑えた袖ありロングドレス」
「マーメイドロングドレス」
「大人っぽいIラインロングドレス」
スカートに広がりがないデザインは、シックでかっこよく着こなせる大人のロングドレス。年相応にマナーを守りつつ、おしゃれを楽しみたい30代40代はもちろん、大人っぽい雰囲気で着たい20代でも着られるおしゃれさがポイント。
【M/L】シアートップス付きジャガードドレス
程よく厚みのあるジャガードのロングドレス。ロング丈の重厚感と、しっかりした生地の高級感がポイント。思った通りの着丈感で着られます。
【M/L】スパンコール刺繍レースドレス
スパンコールが散りばめられた刺繍レース生地に、チュールのお袖、キーネックデザインなど、シンプルなIラインの中にもこだわりが詰まった人気ドレス。
【M】フロッキードットペンシルロングドレス
Iラインのシンプルロングスカートが、シックで大人っぽい印象。フロッキードットのレトロな雰囲気とのバランスが絶妙な、おしゃれなロングドレス。
「露出を抑えた袖ありロングドレス」
最近では、20代の若い女性でも露出を好まない傾向にあります。袖ありのロングドレスは腕も脚も隠せる、安心感のある上品ドレスとして年代問わず人気のデザインです。袖や足元に少し透け感があると、重たくなり過ぎず◎。
【M】シアースリーブ×レースドレス
スカートの裏地が長すぎず短すぎない絶妙なロングドレス。足元に軽さもありなおかつ上品な着こなしが出来ます。
【M/L】エンブロイダリーレースドレス
しっかりした生地で透け感がないので、露出を抑えた上品な着こなしに。程よい重厚感は、冬の結婚式や厳かな神前式にもおすすめです。
【M/L】総レースロングドレス
ロング丈×長袖の組み合わせですが、総レースなので重たく見えません。スカート裾の透け感は、露出をしっかり抑えつつ軽さのあるドレスです。
「マーメイドロングドレス」
スタイルが良く見える人気のマーメイドライン。腰回りはスッキリしていて、ロングドレスでもメリハリを出せます。ヒップが気になる方は、マーメイドの切り替えが高めの位置にあるデザインを選ぶと◎。
【M/L】2wayコードレースドレス
コードレースドレスの透け感に軽さを感じるロングドレス。ワンピースは肩紐で着丈の調節可能です。セットのシアーボレロも合わせて、ロング丈でもエアリーな印象。
【M/L】シアーブラウス付きマーメイドドレス
しっかりした肉厚のジャガード生地のマーメイドスカート。腰回りがかなりすっきり見えます。足元が重たくならないように裏地は敢えて膝丈にしてあります。
【M/L】2wayケープレイヤードドレス
ウエスト周りからスッキリと見せてくれるマーメイドスカート。セミマーメイドラインで、ヒップラインを拾い過ぎないのもポイント。トレンドのレイヤードスタイルです。
年代別ロングドレス
「20代に人気のロングドレス」
20代には、トレンド感のあるおしゃれなデザインのロング丈ドレスが人気。最近は20代でも肌見せが苦手な方も多く、脚がしっかり隠れるロング丈に袖ありのデザインが人気。また、大人っぽい印象でドレスを選ぶ方も多い傾向です。
【M/L】チュールスリーブドレス
ボリューム感たっぷりのチュールスリーブがポイント。他はあえてシンプルにデザインされた人気のドレスです。大人っぽくて個性的なドレスをお探しの方におすすめ。
【M/L】ラッフルフリルロングスリーブドレス
フワッとしたラッフルフリルが個性的なデザインのドレス。しっかり露出を抑えた安心感に、大人っぽい配色も20代に人気のポイントです。
【M/L】シアーブラウス付きマーメイドドレス
しっかりとした高級感のあるジャガード生地ですが、裏地があえて膝丈で重たく見えにくいです。ワンピースは着丈の調節が可能。トレンドのマーメイドラインにレイヤードスタイル。
【M/L】2wayケープレイヤードドレス
ケープのようなデザインの羽織が付いているドレス。華やかなレースですが透け感は控えめです。ワンピースの肩紐は着丈調節可能。
「30代に人気のロングドレス」
30代には、デザイン性のある凝ったロングドレスを、シックなカラーで落ち着きのある着こなしにするのが人気。年齢や立場を踏まえて、20代とは差がつく大人なロングドレスを選ぶと◎。
【M】総フラワーレースロングスリーブドレス
大柄のフラワーレースがアクセントのロングドレス。裏地の丈もしっかりあるので、いい意味でクラシカルで重厚感のある着こなしができます。
【M/L】スパンコール刺繍レースドレス
チュールフリルの袖がポイントのロングドレス。刺繍レースが華やかですが、大人っぽいスカートのIラインが絶妙なバランス。
【M/L】ジオメトリックレースドレス
個性的で周りと被りにくい、ジオメトリック柄のレースがポイントのドレス。総レースでもフェミニンになり過ぎないのが30代向き。スタイルも良く見えます。
【M】スカラップレースロングドレス
厚みのあるレースで裾の透け感は抑えつつも、スカラップ調にカッティングされたレースのデザインが華やかなドレス。シアーなデコルテで大人っぽい抜け感のあるロングドレスです。
「40代に人気のロングドレス」
年相応ながらおしゃれも楽しみたい40代には、厚みや高級感のある生地のロングドレスがおすすめ。透け感は程よく抑えると上品に見えます。
【M/L】シアートップス付きジャガードドレス
しっかりしたジャガード生地のロングドレス。セットになっている長袖のシアーブラウスの抜け感とのバランスが絶妙。落ち着きもありながらおしゃれも楽しめます。
【M】ジャガードアンサンブルドレス
しっかりしたジャガードレースが高級感のあるロングドレス。透け感を抑えた上品な印象に。ロング丈でも五分袖なので重たくなり過ぎません。
【M】Vネックスカラップレースドレス
厚みのあるレースが使われた、控えめな透け感が上品なロングドレス。スカートはタイト過ぎず広がり過ぎず、体型もさりげなくカバー。
「50代に人気のロングドレス」
年齢や立場的にも、きちんと感のあるフォーマルな着こなしがしたい50代。特にデコルテや裾の透け感を抑えたロングドレスがおすすめです。
【M/L】レース×スリットスリーブドレス
首元や足元に透け感のないマットな印象のロングドレス。50代ならシックにかっこよく着こなせます。袖もしっかりした長袖ですが、レースのデザインがポイント。
【M~L】サテン×ウエストリボンドレス
とろみのあるサテンのロングドレス。透け感はしっかり抑えつつ、上品な微光沢で華やかさもあるので50代の結婚式にぴったりです。カラー次第でお呼ばれも親族も◎。
【M/L】レース7分袖タイトドレス
ロングのタイトドレスは、スカートが広がらず落ち着いた印象に。総レースですが、厚みのあるレースでデコルテは透けません。
Dress Parkには他にもたくさんのロングドレスがありますので、ぜひチェックしてくださいね♪
低身長/高身長 ロングドレスの選び方
身長155㎝以上あればほとんどのロングドレスは着られます。
しかし低身長の方はスカート丈が長くなり過ぎてしまったり、逆に高身長の方は丈が短く見えてしまったりと体型によっても悩みや選び方が違います。
身長別にロングドレスの具合的な着丈や選ぶ時のポイント、パンプスのおすすめヒール高をご紹介します。
「148cmでも着られるロングドレス」
低身長の方がロングドレスを選ぶ時のポイントは、
・148cmなら着丈125cmでくるぶし丈
・ウエスト位置高めor切り替えなし
・着丈調節できると◎
・7cmヒール必須!
普通のミモレ丈も、低身長さんが着ると足首が見えるくらいの丈になるので、スッキリ見えておすすめです。

身長147㎝の着丈の参考です。体型やデザインによっても変わりますが、だいたい着丈125㎝までならロングドレスも着られそうです。
「身長168cm以上」
身長168cm以上の方は、スカートの裾があまり透けない方が脚の露出のバランスが良いです。裾の透け感が広範囲だと、思っていた以上に脚が見えて丈が短く感じてしまいます。
スカートがレース等透ける素材のドレスの場合、裏地にしっかり長さがあるデザインのドレスを選ぶと◎。Iラインのロングドレスも長身さんならかっこよく着こなせます♪
背が高くなりすぎるのが嫌な方は、4cmヒールでもOK。腕が長くて袖が中途半端になりやすい方は、五分袖や七分袖など半端袖を選ぶと◎。
親族向きロングドレス
フォーマル度の高いアイテムでもあるロング丈ドレスは、もちろん親族にもおすすめ。
裾の透け感を抑えてしっかりロング丈のイメージで着用すると、より大人っぽくフォーマルな印象で着られます。重厚感も出るので、格式高い会場にも向いています。
ロングドレス当日/着用時の注意点
丈が長いロングドレス。結婚式の当日にうっかり事故を起こさない為にも、当日の着用時の注意点を確認しておきましょう。
【着席から立つ時】
ロングドレスは着席時に床に着きやすいです。特にスカートにボリュームがあるデザインや、生地がたっぷり使われているデザインは要注意。スッキリとしたストレートラインは、床に着きにくいので比較的安心。立つ時は、自分の足でスカートの裾を踏んでいないか確認してから立ち上がりましょう。裾を踏んだまま思いっきり立ち上がると、ドレスの裾が破れてしまいます。
【階段を登る時】
裾を踏んでしまいやすシチュエーション。つまずいて転んでしまう事のないように、裾に注意しながらスカートを少し持ち上げて登りましょう。
降りる時の方が安心ですが、足元には気を付けると◎。
【公共交通機関】
ドレスを着た状態で電車やバスに乗る時、階段やちょっとした段差に注意。また、エスカレーターに裾を巻き込まれないように注意しましょう。大事故になってしまいます。
案外多いのが、車内で座っている時に裾を他の乗客に踏まれてしまう事故。スカートにボリュームのあるドレスは、車内ではできるだけスカートをコンパクトにして座りましょう。
【低身長の方は会場で着替える】
低身長の方は、特に裾が長くなりやすいです。ドレス用のヒールの高いパンプスに慣れていない方は、更に危険がはらみます…!そんな時は会場で着替えるのがおすすめ。着てきた服はクロークに預けられるので、会場内だけで気を付けて着る方が心配やストレスも減ります。会場に更衣室等あるか事前に調べておきましょう。