【親族ドレス】派手なドレスは何故NG?立場別/年代別のおすすめ親族ドレスと選ぶのポイントをご紹介
親族ドレスといえばネイビーやブラック。「なぜ親族は落ち着いたカラー・デザインのドレスをすすめられるの?」「カラードレスはNGなの?」その答えは親族の和装マナーにあります。これさえ理解すれば、「誰から見ても恥ずかしくない親族ドレス」を自信を持って選べます。
また、親族といっても立場は様々。「叔母/伯母」「姉妹」「従姉妹」におすすめのドレスや年代別親族ドレスを、選ぶ時のポイントと合わせてご紹介します。
目次
「親族ドレス」派手がNGなワケ!
結婚式のドレスのマナーについては、ゲストも親族も色々言われていますよね。
洋装は西洋から取り入れた文化。しかし、結婚式等の一般的な日本の洋装には実は厳格な決まりはなく、西洋から見たら不自然なものがあるのも事実。
それでは、現在言われている「結婚式の服装マナー」の正体は…「洋装に日本特有の和装の決まりを重ね合わせたもの」ではないかと思います。そこに「親族は派手なドレスNG」の答えがありました。
◆親族の和装と格式
まずは結婚式で着られる和装の種類と格式、どの立場で着るかを表にまとめました。
紋の数で格が変わるのが和装ですが、大まかに格が高い順から「黒留袖」「色留袖」「訪問着」となります。「黒留袖」「色留袖」を親族、「訪問着」をゲストが着用します。
ここで注目したいのがそれぞれの「柄」の入り方!これが日本の洋装のマナーに反映されていると考えてみて下さい。
◆留袖と訪問着「柄」の入り方の違い
裾のみに柄が入っている「留袖」と比べて、「訪問着」には肩・胸・袖にも柄が入っています。
画像の訪問着の柄はどちらかというと控えめですが、見ると一目瞭然です!ゲストが着る訪問着の方が非常に華やかに見えます。着席しても柄が見えてとても優美です。一方で親族が着る留袖は、カラーはありつつも柄がない分シンプルで控えめ。
これは、日本の結婚式において親族とゲストの役割の違いにあります。親族の役割は「主役を引き立たせる」こと。ゲストの役割は「場を一層華やかにする」こと。この日本の文化や考えは、洋装の場合にも当てはめられています。
◆洋装でも親族はシンプルで控えめに
親族が着用する留袖は、主役を引き立てる為に控えめでシンプル。なので親族が洋装を選ぶ時も「控えめでシンプルなドレスを選ぶ」のがマナーと言われているのではないでしょうか。また格が高くも控えめな留袖は、招待客に敬意を表し、ゲストを立てる装いでもあります。
親族やゲストの中には和装で出席する方や、和装に詳しい方がいらっしゃる場合も。そんな時に親族がゲストのような華やかなドレスを着ていたら…「マナー知らず」とは思われたくないですよね。結婚式は、相手の親族や会社関係の方もいらっしゃいます。そして主役は新郎新婦。
親族は、周りを立てるような控えめで上品なドレスでお祝いの気持ちを表現しましょう♪
【親族ドレス】基本の選び方とマナー
親族はゲストを迎える立場になるので、ゲストよりも華美にはならないよう配慮しなければなりません。
伯母/叔母・姉妹・従姉妹・義家族の場合は、他女性ゲストより華やかになり過ぎない様にしましょう。また、主催側のトップである新郎新婦のご両親より格が上の装いを選ばないよう気をつけてください。
親族という立場でありながらも場にふさわしいドレスを選べるよう、選び方やNGマナーについて確認しておきましょう。
◆スカート丈はミモレ丈~くるぶし丈
露出の高いドレスはフォーマルには不向き。年齢が若くてもミニ丈のパーティードレスなどはNGです。
くるぶしより長い丈は、逆に母親と同じ格式の装いになってしまうので要注意。
◆透け感、露出の少ないデザイン
30代までの親族ならデコルテレース等の透け感も許容範囲。40代以上の親族は、なるべく透け感を抑えた方が上品。レースなら袖レースなど一部レースのドレスにしましょう。
◆カラーは派手すぎず、親族らしい落ち着いた色に
ダークなネイビーやブラックならば問題ありません。ベーシックカラーのベージュやグレーも◎。特に既婚者の親族は、黒留袖に近いダークカラーがおすすめ。ご自身の結婚式は終わっているので、花嫁を立てるよう控えめににましょう◎
◆カラードレスを着るなら…
ジャケットを合わせて着ると、きちんと感が増して一気にご親族仕様になりおすすめです。ジャケットコーデのスタイリッシュな印象は30代のご親族にも人気です。
【親族】羽織/小物選びのポイント/マナー
◆袖ありドレスは一枚で着るのがフォーマル
袖のあるドレスに重ね着をするのはカジュアルダウンしてしまうので、袖のあるドレスはそのままで構いません。
ノースリーブの場合にはドレスに合うジャケットを着用すること。またはレースやオーガンジーなどの上品なパーティーショールを羽織るようにしましょう。
◆ダークカラーのドレスには明るいカラーの小物や羽織
ダークカラーのドレスで全体が暗くなってしまう場合には、明るいベージュや華やかなシルバーなどの小物を合わせると、結婚式らしい明るいコーデになります。
◆カラードレスにはブラック系のジャケットや小物を
逆にカラードレスが華美に感じる場合には、ブラックのジャケットや小物を合わせてバランスをとるのも◎羽織や小物でドレスの印象は大きく変るので、どんなコーデがふさわしいのかを、いくつかのパターンを組んで考えてみてください。
【伯母/叔母】おすすめ親族ドレス
伯母/叔母の親族は、主催者側の立場。伯母/叔母の場合にはどんなドレスを選ぶべきかをご紹介します。立場にふさわしくも、お祝いの気持ちを伝えられるようなドレスを選んでみましょう。
【M~3L】袖レースロングドレス(ネイビー)
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【M/LL】スタンドネックプリーツミモレ丈ドレス(ネイビー)
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【M~3L】フレアスリーブプリーツドレス(ベージュ)
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【M~3L】袖レース七分袖ロングドレス(ネイビー)
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◆伯母/叔母の親族ドレスの選び方
叔母/伯母は、新郎新婦の両親とゲストの間の立場。「新郎新婦の母親より格下」「ゲストより控えめに」。これが、叔母/伯母としての親族ドレスを選ぶポイントです。
ネイビーやブラックなどのダークカラードレスや、ベーシックカラーのベージュ・グレーも叔母/伯母のドレスにおすすめです。デザインは、デコルテや脚の露出、レースの透け感は控えめにすると◎。ジャケットコーデもおすすめです。
また、親族はゲストではないことを忘れないで!叔母/伯母が和装の場合は、「三つ紋以下の色留袖」か地域によっては「黒留袖」。どちらにせよ、ゲストの「訪問着」より控えめな装いが日本ではマナーとされています。
【姉妹】おすすめ親族ドレス
新郎新婦との関係が近い姉妹にあたる親族。結婚式ではゲストをお迎えする立場出ることはかわりありません。マナーを知ったうえで上品なドレスをチョイスできると◎!
【M/LL】レース切替7分袖ミモレ丈ドレス(ネイビー)
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◆姉の親族ドレスの選び方
新郎新婦のお姉様として結婚式に出席する場合は、親族としてはもちろん、年上として落ち着いた大人っぽいドレスがおすすめ。年下の新郎新婦のゲストのドレスと多少差があった方がよいでしょう。
また、新郎のお姉様の立場の場合、派手なドレスは主役のお嫁さんにマウント取っているように見られる…!なんて話しも聞くので要注意です…!最近はおしゃれなブラックドレスやグレードレス、ベージュドレスが流行っているので、上品な落ち着いたカラードレスを選びましょう。主役である花嫁を引き立てる事を忘れないで。
【M~LL】総レースロングドレス(ネイビー)
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◆妹の親族ドレス選び方
年下の妹として結婚式に出席する場合、20代ならそこまで地味にしなくても、周りの親族やゲストも「若くて可愛い」と優しい目で見てくれます。「しっかり膝が隠れる丈」「上半身の露出を抑えた」ドレスなら、カラードレスでも良いでしょう。淡いパステルカラーやペールカラーがおすすめです。もちろん日本人の肌なじみが良いネイビードレスも人気です。
30代の妹なら、少し落ち着いたカラーや雰囲気のドレスでも良いと思います。カラードレスならくすみカラーやモーヴカラー、ブラックやグレーなどのベーシックカラーもおすすめです。
◆【既婚の姉妹】親族ドレス
「既婚と未婚のドレス選びの違いについて」や「30代既婚親族のおすすめドレス」等、こちらの記事に細かく載せています!既婚の親族としてどんなドレスが良いか…迷っている方は、この記事も是非参考にしてみて下さい♪
【従姉妹】おすすめ親族ドレス
従姉妹として結婚式にお呼ばれした場合、縁が遠い従姉妹なら主催者家族より格下のドレスがふさわしいです。どちらかというと、ゲストドレスに近い感覚で選んでも大丈夫。
【M/3L】チュールベア切替袖付きドレス(ベージュ)
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◆従姉妹の親族ドレスの選び方
従姉妹の場合には、他の女性ゲストが選ぶドレスと同じで構いません。マナーさえ守れば、カラードレスでもOKです。「しっかり膝が隠れる丈」「上半身の露出を抑えた」ドレスを選ぶようにしましょう。ただし親族席はダークカラーが多いので、派手すぎるドレスは悪目立ちしてしまうもの。会場内で浮かない程度のカラーやデザインにしておいた方が、結婚式を楽しめるでしょう。
【祖母】おすすめ親族ドレス
孫の結婚式に出席するおばあ様は、年齢や健康状態によっては、格式よりも無理のない装いであれば失礼に当たらないとされています。
【L~3L】袖レースロングドレス(ブラック)
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【M/L/3L】フレア袖プリーツドレス(グリーン)
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【M/3L】ミディ丈シャンタンドレス(ネイビー)
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◆祖母の親族ドレスの選び方
祖母の年代にもよりますが、足腰や健康状態に問題がないのであれば、一般的なフォーマルドレスで大丈夫です。
華美になりすぎなければ黒にこだわる必要はないので、似合うカラードレスを選んでみてもいいでしょう。お孫さんの結婚式に出席できるなんて、周りの親族やゲストから見てもとっても喜ばしい事です。お祝いの気持ちを素直に表現したドレスを着るのもありだと思います!
親族としてのマナーをわきまえつつも、健康状態によっては着こなしにくいドレスもあるはず。体に無理のないドレスを選び、当日を楽しむことを最優先しましょう。スカートはロング丈を選ぶと、よりフォーマルに。袖ありドレスやジャケットがセットになったドレスだと、露出を抑えながらもきちんと感が出ます。シルバーや薄紫、くすみブルーなど、祖母の年代に似合うカラーも多々あるので、ダークカラー以外の色を選んでも構いません。足腰に不安のある方は、パンツスタイルにしてもいいでしょう。
【年代別】おすすめ親族ドレス
親族は立場によって選ぶドレスが変りますが、迷う場合には年代を考慮してもいいかもしれません。同じ立場でも年代によって似合うドレスや選び方はことなりますので、参考にしてみてください。
【20代親族】おすすめドレス
【M~LL】総レースロングドレス(ベージュ)
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【30代親族】おすすめドレス
【M/3L】総レース7分袖ミディ丈ウエストゴムドレス(ネイビー)
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【M~LL】総レースロングドレス(ブルー)
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【40代親族】おすすめドレス
【M/LL】レース切替フレアスリーブドレス(ブラック)
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【50代親族】おすすめドレス
【M~3L】袖レースロングドレス(ネイビー)
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【M~5L】袖スリットレースロングドレス(グリーン)
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【M/L/3L/5L】シャンブレータフタ刺繍フィット&フレアドレス(グレー)
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【親族ドレス】よくある Q&A
親族ドレスに関して質問が多い、よくあるQ&Aをまとめました。気になる項目をチェックし、この機会に疑問点を解消させておきましょう。
◆親族でパンツドレスは NG?
パンツスタイルは本来カジュアルウェアにあたるため、40代以上の親族ならばフォーマルとなるワンピース型のドレスがおすすめ。20代30代の従姉妹や姉妹なら、最近は許容される傾向にあります。お子様連れや妊婦さんには、パンツドレスは動きやすく冷え対策にもなり◎。ただし、格式のある式場では避けた方が無難でしょう。
また、近年ではウェディングスタイルも多種多様となり、パンツドレスもドレッシーなデザインが多数登場しました。カジュアルウェディングやガーデンウェディングなど、シーンによって親族の着用もOKとされています。
◆親族におすすめパンツドレス
【M】セパレートカシュクールパンツドレス(ネイビー)
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◆親族でもカラードレスは着て OK?
先述したように、洋装には親族がカラードレスを着てはいけないというマナーはないため、着用しても問題ありません。
ですが日本の特有の文化ですと、主役を引き立てる親族がわざわざゲストよりも華やかにする必要はありません。派手過ぎない優しいカラーや深みのあるカラーで、落ち着いたデザインを選ぶなどの配慮が必要です。カラードレスにジャケットを羽織るのもおすすめ。
◆親族のみの結婚式の場合の服装は?
親族のみの結婚式では、全体がダークカラーになりがち。そのため女性親族がドレスで華やかさを出し、お祝いの場を明るくしてあげると喜ばれるでしょう。
上品なカラーやデザインであれば問題ないため、必ずしもブラックなどのダークカラーを着用する必要はありません。ドレスが暗いと感じる場合には、羽織や小物で明るさを添えるようにしましょう。
◆学生の親族は何を着ればよい?
学生の親族は制服が正装になるため、普段の制服をキチンと整えて着用すればOKです。ただし制服は嫌、ドレスが着たいというお子さんもいますよね。
その場合はドレスを選んで構いません。主役である花嫁よりも目立たないような、若々しい年代にあったドレスを選んであげましょう。
◆10 代におすすめの親族ドレス
【M/L】シャンブレータフタ刺繍フィット&フレアドレス(ボルドー)
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