公開日：2024.3.13
執筆者：L.S
年間1200人以上の方のドレスのコーディネートをするプロのドレスコーディネーター。様々な年代のお悩みやニーズなど「生の声」に常に触れています。
少しずつ変化する時代に合わせた結婚式事情にも詳しい筆者が、読者の皆様の疑問や悩みを解決できるよう記事を執筆しています。

①季節感を先取りする

30代のおしゃれさんは常に季節に敏感。まだ寒くても3月は春、残暑が厳しくても9月は秋を意識してドレスのデザインやカラーを選ぶと◎。特に季節感を取り入れやすいカラーは、ドレス選びのポイントになります。真夏の結婚式には涼しげなカラーをチョイスしたり、真冬の結婚式には温かみのある素材・カラーや、敢えて寒さを演出するアイスブルーなどを選ぶのも余裕のある30代ならではでおすすめ♪

結婚式は、季節感のある演出やインテリアで装飾される事も多いので、季節感のあるドレスが結婚式の雰囲気とマッチすると自然とおしゃれに見えます。

②会場の雰囲気を意識する

結婚式の会場は、それぞれに雰囲気やテーマがあります。新郎新婦の衣装や会場の装飾も、結婚式場の雰囲気やテーマカラーに合わせていることが多いです。会場の雰囲気とチグハグのドレスではおしゃれに見えません…！30代なら悪目立ちせず、いい意味で結婚式場の雰囲気に溶け込むようなデザインのドレスがおしゃれに見えます。

会場の雰囲気は、結婚式の招待状をもらったら予めホームページなどでチェックしておくと◎。ヨーロッパの邸宅風や、リゾート風、和風、緑が溢れるガーデンなど、結婚式場の雰囲気に合ったデザインのドレスを選んでみて下さい♪

③ランウェイのトレンドを取り入れる

おしゃれさんならトレンドは気になるところ。30代ならファッションウィークのランウェイで多くのブランドが取り入れているトレンドのデザインを、結婚式のお呼ばれドレスに落とし込んでみるのも◎。

ただ、結婚式のお呼ばれドレスにはマナーがつきもの。そんな時は、トレンドカラーのドレスや小物を選ぶのもおすすめです。トレンドのデザインのモチーフをドレスや小物に取り入れてみるのもよし。結婚式のお呼ばれではさりげないおしゃれを楽しんで下さい。

④彩度を落としたカラーを選ぶ

くすみカラーやニュアンスカラーがトレンドの昨今。30代女性が結婚式お呼ばれにカラードレスを選ぶ時は彩度を落としたカラーをチョイスすると一気におしゃれに見えます。30代にはペールカラーよりワントーン明度を落とすと、大人っぽい雰囲気に。シックに見せたい場合は、更に明度を落とした深みのあるカラーがおすすめ。

⑤自分に合ったサイズを選ぶ

スタイル良くスリムに見えたいからといって、無理に小さいサイズやデザインを選んでしまうと…ドレスに横じわが入ってしまったり、キレイに着こなせずおしゃれに見えません。出産などで体型の変化がある30代だからこそ、ドレスの実寸サイズをよくチェックするのが結婚式のお呼ばれドレスをおしゃれに着こなすポイントです♪ドレスの実寸サイズ内に自分のサイズが収まればOK！2、3cm余裕があると着心地も良いです。迷った時は、バストのサイズに合わせて選ぶとドレスをキレイに着こなせます♪

①単色無地が基本

「単色無地」は、結婚式などのフォーマルな場での服装の基本です。最近では、ブラックやベージュなどシンプルなカラーや、同系色とのバイカラーのデザインはOKとされている印象。おしゃれの範囲が広がって嬉しい限りですね。

おしゃれなものも多いプリント柄ですが、カジュアルスタイルに見えるのでNG。30代の結婚式お呼ばれではシンプルな無地で、デザインがおしゃれなドレスを選ぶと◎。柄でおしゃれを楽しみたい場合は、刺繍やレースの柄、ジャガードなど織物はOKです。

②肩、背中、脚の露出は控える

どんなにおしゃれなデザインでも、昼間の結婚式でベアトップやキャミソールタイプ、深いスリットが入った露出度の高いドレスなどはNGです。夕刻以降の結婚式では適度な露出はOKですが、下品に見えないように注意しましょう。トレンドのシアートップスやレースなど、透け感のある素材は昼間の結婚式でもOKです。30代なら、露出を抑えたクラシカルなデザインのドレスも似合いますよ♪

①ワントーンコーデ

SNSでもおしゃれなワントーンコーデスタイルをよく見かけますが、結婚式のお呼ばれドレスでもワントーンコーデは大人っぽくおしゃれに見えて30代におすすめです♪また、単色が望ましいフォーマルな場に、一色でコーディネートされた装いは、30代の大人女子に実はぴったり！是非挑戦してみてくださいね。ぼやけた印象になるのが気になる場合は、パンプスをブラックにすると全体が引き締まります。

結婚式にオールブラックコーデってあり？

ブラックコーデが好きなおしゃれさんも多いので、お葬式を連想させないか気になっている方も多数いらっしゃいます。結論から言いますと、結婚式でのオールブラックコーデはOKです。ただし！素材やデザイン、アクセサリー、メイクに気を付けましょう。

サテンやレースなど光沢や透け感のある素材なら、喪服には見えず華やかに。

アクセサリーは大ぶりなデザインが◎。パールとゴールドパーツの組み合わせは、特にブラックコーデを華やかに見せてくれるデザインです。

バッグやパンプスも、ラメやビジューなど華やかなデザインのものなら、ブラックカラーでも華やかなパーティー感が出て結婚式にピッタリです。ストッキングは必ずベージュを着用し、上品なラメが入っているとパーティー感もUP。

最後に、メイクも重要です！のっぺり見えないように、シェーディングとハイライトを上手く活用しましょう♪リップカラーは一番顔色が良く見えるものを選ぶと◎。

シックでおしゃれなオールブラックコーデを是非結婚式のお呼ばれでも楽しんで下さい。

②アクセントカラー

全体のカラーはワントーンにまとめつつも、バッグやパンプスなどの小物にアクセントカラーを入れるスタイルもおすすめ。カラードレスに取り入れやすいのはブラック。ブラックドレスには、原色やビビットカラーもおすすめ。30代のおしゃれ上級者さんは、ドレスとは敢えて反対色のバッグをアクセントカラーに選んでみてもおしゃれに見えます。

③ジャケットコーデ

30代女性なら結婚式のお呼ばれドレスを、ジャケットコーデでかっこよくスタイリングするのもおしゃれです。ドレスに合わせたショート丈のジャケットもすっきりスタイル良く見えますし、敢えて長め丈デザインのタキシードジャケットをサラッと羽織るのもおすすめ。オーバーサイズ気味なマニッシュなジャケットは、カジュアルに見え過ぎないように、ドレスはIラインのスッキリとしたデザインが◎。

袖ありドレスに羽織は必要？

結婚式などのフォーマルな場では、基本的に袖ありデザインのドレスには羽織は不要です。袖ありドレスは、一枚で着るスタイルがフォーマル。もしくはドレスと同じ生地で作られたアンサンブルの羽織はOK。ドレスと違う素材の羽織は、重ね着とみなされてカジュアルダウンしてしまいます。ただ、現代の結婚式の服装はそこまで厳しくないので、袖ありドレスに羽織を着る場合は、ドレスの袖が羽織の袖から見えないように注意しましょう。