もう迷わない!結婚式でのドレスに合わせたボレロやショールの選び方、コーディネートガイド

はじめに・・・

 親しい方から結婚式へのご招待を受けたら、嬉しい反面多くの女性の方はどんな装いで参列した良いかと悩まれるのではないでしょうか。
その中でも普段着慣れないドレスに合う羽織はどんなものがあるのか、どのようにコーディネートすればいいのか・・・困っている方は多いと思います。
そこで、羽織のマナーや種類、テーマに分けてコーディネートのご提案まで、羽織について詳しくご解説致します。

①「羽織って絶対必要なの・・・?」羽織とマナーについて

②羽織の種類ってどんなものがあるの?

③注意したい素材

★羽織の人気ランキング★

④では実際に羽織を選んでみましょう!

(1)羽織とドレスの合わせ方

(2)立場別羽織の選び方

・ご親族として

★ご親族におすすめコーディネート★

・会社の先輩として、上司として

★先輩として・上司として…オススメのコーディネート★

・会社の先輩のお式に参列する後輩として

★会社の後輩として…おすすめコーディネート★

・会社の先輩のお式に参列する後輩として

★会社の後輩として…おすすめコーディネート★

(3)季節によって羽織ってちがうのかな・・・?

・シーズン別 羽織を選ぶ注意点

春夏

★春夏の人気コーディネート★

秋冬

★ファーの羽織の人気コーディネート★

★秋冬の人気コーディネート★

(4)悩み別 羽織の選び方

(5)どうしても羽織を着たくない・・・という方でも大丈夫!

★羽織のいらない袖ありドレス人気コーディネート★

⑤ストールの基本の使い方

(1)肩にかけた先は・・・どうやって処理するの?

(2)ではどうやって結べばいいのか・・・

1「羽織って絶対必要なの・・・?」羽織とマナーについて
 ドレスにはノースリーブのデザインのもが圧倒的に多い印象です。華やかで非日常感が味わえるドレスですが、わざわざドレスに羽織って必要なの・・・?と思っている方もいるのではないでしょうか。
マナーとしては、披露宴の前の挙式では肩を出すのはNGとされています。また、午前中から昼間のお式では過度の露出もマナー的にはNGです。
ですが、袖が付いていて肩が隠れるデザインのドレスや、夕刻の披露宴、カジュアルなウェディングパーティーなどでは必ずしも羽織が必要なわけではありません。
とは言っても結婚式にお呼ばれするのが初めてで様子が分からなく不安な方は、羽織があった方が安心して楽しめるかと思います。
2羽織の種類ってどんなものがあるの?
 結婚式のお呼ばれでよく使われる代表的な羽織は3種類あります。
  • ボレロ
    結婚式の羽織では定番のボレロ、着丈が短くスッキリ可愛らしい印象です。
    色やデザインによって印象を少し落ち着かせたりと変化をつける事も出来ます。
    着用が楽で着崩れしないので、ドレスを着なれない方や受付やスピーチなど動く方や人前に出る方、子連れで参列するママなどにもオススメです。
★ボレロの人気コーディネート★
  • ショール
    大人っぽいコーディネートがお好みの方にはショールがおススメ。
    ラメが入ったものは華やかな印象になりますし、レースやオーガンジー生地のものは上品な印象にもなります。
    結び方でアレンジが楽しめますし、大判の物なら肘まで隠れますので二の腕のカバーにもなります。
    着なれないと着崩れが心配な方もいるかと思いますが、結び方を工夫したり、袖通し付きの着れるタイプのショールもあります。
    キャミソールタイプのドレスを着る時は、透け感があるショールだと肩ひもが見えてしまいますし、着崩れした時には肩が丸見えです。透け感のない素材のショールもしくは着られるタイプのショールにするか、ボレロなどの羽織の方が安心です。
★ショールの人気コーディネート★
  • ジャケット
    きちんとした印象のジャケットはご親族様として参列される方や、落ち着いた印象でコーディネートしたい方におススメです。
    サテン素材のジャケットボレロなら、光沢感があり華やかさもプラスしてくれます。
★ジャケットの人気コーディネート★
3注意したい素材
 羽織といっても世間にはさまざまな種類のものが出回っています。その中で選ぶ際に注意したい素材がありますのでご紹介します。
  • ニット素材、コットン素材
    ニット素材やコットン素材のもはカジュアルに見え過ぎてしまうので注意が必要です。
    パソコンの画面上で見ると分かりずらいですが、実物を近くで見るとドレスと素材感が合わなかったりしますので、インターネットなどでボレロを購入予定の方は素材に注意して選びましょう。
  • デニム素材、レザージャケット
    また、羽織ならなんでもいいと思われてる方も・・・デニム素材やレザージャケットもカジュアル過ぎてドレスには合わないですし、マナー的にもNGですので注意しましょう。
  • リアルファー素材
    そしてよく悩まれるのがファー素材の物。お好きな方も多いのではないでしょうか。
    ファーの羽織が結婚式のマナー的にNGだと言われているのは、お祝いの場に殺生をイメージさせるものは良くないという理由からです。
    リアルファーの物は毛が抜けて宙に舞いやすく、お食事に入ってしまったりと周りの方の迷惑になってしまう場合もあります。
    そういった理由から、ファーのボレロを着たい場合はフェイクファーの物をお勧めします。
    冬のカジュアルなウェディングパーティーや二次会への参加ならばファーのボレロやショールも季節感があってお勧めです。
    最近はカジュアルなお式も多く、以前の様にそこまで気にされる方も少なくなってきたのも事実ですが、ご年配の方など気にされる方がいらっしゃるのも事実。
    結婚式の出席が初めてで不安な方はファー素材ボレロは避けておいた方が無難です。
4では実際に羽織を選んでみましょう!

(1)羽織とドレスの合わせ方

同じドレスでも羽織を変えることで印象が全然違って見えます。
結婚式用の羽織を選ぶ際の基本的な注意点は、ブラックのドレスを着る場合は明るい色の羽織にして全身黒にならないようにしましょう。
また、ベージュなど薄い色のドレスの場合は、色のついた羽織にして全身が白っぽいコーディネートにならないよう注意しましょう。

ネイビーのドレス

まずは定番のネイビーのドレスに羽織を合わせてみましょう。
ネービーのドレスは派手過ぎず暗くなり過ぎず、迷った時には失敗のないドレスで人気があります。それぞれの羽織で印象も変わるので是非参考にしてみて下さい。
羽織の種類や色を変えるだけで同じドレスでも印象が変わるので、どんなテイストでコーディネートしたいかが決まると羽織も決まりやすいです。
また、ご自身でドレスをお持ちの方も羽織を変えるだけでイメージが変わるので、同じドレスでも違うテイストを楽しめます。

(2)立場別羽織の選び方

初めて結婚式に参列する方はもちろん、何度も参列されている方でも、出席する立場によっては何を着たらよいのか・・・と頭を悩ます方も多いのではないでしょうか。
初めて親族として出席する時、会社関係の結婚式や、受付・スピーチを頼まれている時など、立場別にオススメの羽織をご紹介します。
  • 親族のとして
     ご結婚される方の親族にあたる立場で結婚式に出席する時は、ゲストをお迎えする側として派手になり過ぎずきちんとした印象に見せてくれるジャケット風の羽織や、大人っぽいコーディネートになるショールがおススメです。
    ご親族で行かれる方は、丈が長めのドレスや落ち着いた色のドレスを選ばれる方が多いので、羽織で少し色を足すと明るい印象になります。
    または明るい色の手持ちのドレスで行きたい!という方にはブラックのジャケットを羽織って落ち着いた印象にコーディネートしたりできます。
親族で参列するなら…定番のネイビーのドレスにボレロを合わせる代わりにジャケットでコーディネートすると、ずっと落ち着いた印象に。
ご親族に人気の丈長めのドレスにも、合わせる羽織で印象が変わります。
手持ちのゲスト用ドレスを使いたい…!という場合は…

このままだと目立ち過ぎてしまうかも…

カラードレスにブラックのジャケットを合わせるだけでちゃんとした印象になります。

ただ、まだ20代の方でしたらあまり地味になり過ぎてもせっかくのお祝いの席なのでもったいないです。
過度の露出だけ気を付ければ明るく華やかなコーディネートで行かれるのもおススメです。
★ご親族におすすめコーディネート★
  • 会社の先輩として、上司として
     ご自身が上の立場で行かれる場合、やはりあまり派手な格好はちょっと気が引けますよね。
    華やかなコーディネートをしている年下のゲストの中でどういった装いをしようか・・・と悩まれている方は意外にも多いです。
    そういったお悩みには羽織をショールにして大人っぽいコーディネートにしたり、ジャケット風の羽織にして少し落ち着いた雰囲気を出すのがおススメです。
    素材がサテンのジャケットは光沢があって華やかさもプラスできます。
★先輩として・上司として…オススメのコーディネート★
  • 会社の先輩のお式に参列する後輩として
     基本的には華やかなお祝いムードの装いで大丈夫ですが、中にはまだドレスを着なれないという方も・・・。
    会社関係のゲストが座る披露宴のお席ですが、前の方に用意されている場合がほとんどです。という事は、後姿が良く目立ちます。
    着なれている方はショールも華やかで素敵ですが、着崩れしにくいボレロやジャケットなど着られるタイプの羽織の方が後姿も綺麗に着こなせるのでおススメです。
★会社の後輩として…おすすめコーディネート★
  • 受付、スピーチをする方
     大切な方の結婚式で受付やスピーチを頼まれる方もいるかと思います。
    受付は、新郎新婦のご両家を代表してゲストに最初に挨拶をする立場です。お辞儀もたくさんしますし、ご祝儀を受け取ったり会場の案内をしたりと何かと動きの多いお仕事。
    また、受付はムービーなどで記録される事も多い場なので、その中で重視されるのはやはり動きやすさと着崩れのしにくさではないでしょうか。
    ショールは華やかなアイテムですが、着崩れを気にする方にはやはりボレロやジャケットなど袖の通せるタイプの羽織がおススメです。

    また地味になり過ぎないことも大切です。
    受付は新郎側と新婦側と横並びになっている事が多いです。男性の結婚式での装いのほとんどがダーク系のスーツ。女性側が華やかな装いの方が場の雰囲気も明るくなります。
    ネイビーやブラックなど落ち着いたトーンのドレスで行かれる方は明るめの羽織でコーディネートしてはいかがでしょうか。

     そしてスピーチをされる方、多くの方が大勢のゲストの前でお話しするのは緊張するのではないでしょうか。
    その中で着崩れを気にしていたらスピーチに集中できない・・・なんて事になったら大変です。
    ここでも断然、着崩れを気にしなくていいボレロやジャケットなど袖の通せる羽織がおススメです。
    中には袖通し付きの着れるタイプのショールもあります。受付をするときは邪魔にならないように後ろで結んだりと工夫してみて下さい。

★受付・スピーチをする方…おすすめコーディネート★

(3)季節によって羽織ってちがうのかな・・・?

  • シーズン別 羽織を選ぶ注意点
     季節ごとに羽織を選ぶ際の注意点ってあるのかな・・・そんな素朴な疑問にお答えします。
春夏
基本的には羽織によく使われるレース、サテン生地などはどの季節でもお使いいただけます。
ただ、春夏は移動中や会場のガーデンに出た時など、汗をかきやすい季節でもあります。
汗染みが目立つグレーのサテン生地のボレロは心配な方はやめておいた方が無難です。

グレーサテンジャケットボレロ

グレーのサテン生地は汗染みが目立ちやすいので気を付けましょう・・・!

夏でもジャケットを羽織ってきちんとした印象で結婚式に出席されたい方もいると思います。ただジャケットの生地は夏にはちょっと暑いですよね・・・。
その場合はシフォン生地やジョーゼット生地を使ったジャケット風のデザインの羽織や、サテン生地のジャケットボレロなどが生地が厚くなくおススメです。

★春夏の人気コーディネート★
秋冬
 寒がりで冬の結婚式が心配・・・という声をよく耳にしますが、どのゲストより主役の新婦がいちばん薄着です。
その為、会場の中は空調がちゃんと整えられていますのでそこまで心配しなくても大丈夫。
どうしても心配な方は、五分袖のボレロや七分袖のジャケットなど袖が長めの羽織や生地が厚手の物を選びましょう。

 秋冬はファーのボレロも季節感があって可愛いですよね。
ですが、マナーなど心配な方もいると思います。「③注意したい素材」の中でもお伝えしましたが、ファーの羽織を取り入れたい方はにはフェイクファーをおすすめします。
★ファーの羽織の人気コーディネート★

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★秋冬の人気コーディネート★

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(4)悩み別 羽織の選び方

 女性なら体型の悩みは人それぞれ・・・多かれ少なかれありますよね。せっかくドレスアップするならそんな悩みも上手に隠して楽しみたい!と思うのは当然。
ここでは悩み別にカバーできる羽織をご紹介します。
  • 二の腕を隠したい方は・・・
     やはり肘までしっかりある五分袖のボレロやジャケットがおススメ。
意外とショールも肘までちゃんと隠れますのでおススメです。着崩れが気になる方には、袖通し付きのショールなら安心です。
  • すっきり見せたい方には・・・着丈、袖丈が短めの羽織がおススメ。
    定番のボレロの形ですが、あえて出してしまった方がスッキリ見えることはよくあります。
    ブラックにするとさらに締まって見えます。
  • バストが目立つのが気になる方には・・・
     ボレロの前身頃のデザインが八の字になっているものはバストが目立つのでやめておいた方が無難。
前側が長めで縦のラインが出るものや、全体がフワッとしたラグランのデザインのものがおススメ。
ショールなら、サラっと前に下すか、前で結ぶと方がバストが目立ちません。後ろで結ぶとショールの前側のラインが八の字になってしまいバストが目立ってしまいますので要注意です。

  • 肩幅が気になる方には
    肩と袖の切替があるとそこが目立ってしまったり、窮屈に感じてしまったりするので、ラグランスリーブのデザインの羽織がおススメです。
柔らかい落ち感のある素材のものの方が肩幅を目立たせません。
肩に合わせてストンと落ち、縦のラインも見せられるので肩幅が広めの方でもスッキリ見えます。
  • お顔周りを華やかに見せたい方には・・・
    首回りにデザインがある羽織はお顔をパッと華やかに見せてくれます。
シンプルなドレスに合わせるなら羽織そのものにデザイン性のあるもや、肩にギャザーが寄っている羽織も華やかな雰囲気を演出してくれます。
サテン生地の羽織もサテンの光沢がお顔映りを良くしてくれるのでおススメです。

(5)どうしても羽織を着たくない・・・という方でも大丈夫!

袖付きドレスを着ればマナーの心配もいらないので安心です。
季節の変わり目など温度調節が気になる方は、ショールを一枚持っていればサッと羽織れてすぐしまえるので便利です。
★羽織のいらない袖ありドレス人気コーディネート★

袖付きドレス

袖付きドレス

5ストールの基本の使い方
大人っぽくて華やかなストール。使ってみたいけど・・・使い慣れていないし、いまいちどうやって使えばいいのか分からない・・・とショールを諦めている方がたくさんいます。
そんなショールですが、基本の使い方さえ分かればそんなに難しいものではないです。
ここではショールの基本の使い方をご紹介致します。次の結婚式では是非ショールで大人っぽいコーディネートにチャレンジしてみて下さい!

(1)肩にかけた先は・・・どうやって処理するの?

  • 一番簡単なのは、そのままストンと肘に掛けておくスタイル。縦のラインが出てスッキリ大人っぽく見えます。

  • ただ下ろしているだけだとズレてきてしまうのが気になる・・・そんな方には前で結ぶと安定感が出ます。
    シンプルなドレスですと、ショールの結びが飾りになって女性らしく華やかな雰囲気がプラスされます。

前で結ぶ

  • お食事の時など下したショールの先や結び目が気になる・・・という方には後ろで結ぶとボレロの様にスッキリ着こなせます。
    前身頃に飾りやリボンがあるドレスはショールの先も後ろで結んだ方が装飾が良く見えます。

後ろで結ぶ

(2)ではどうやって結べばいいのか・・・

ほとんどのショールで使えるのが一回クルンと結ぶやり方です。ちょうちょ結びをする時の最初の一巻き・・・と言えば分かりやすいでしょうか。
この結び方は、前と後ろのどちらで結ぶ場合も使えます。簡単に結べるので直すのも簡単です。

① 左右のの手でショールの端っこをそれぞれ持ちます。

② 2本をクロスさせます。

③ クロスの上にあるショールの端っこを、クルンと奥から前に出します。

④ 出来上がり!
この基本さえ知っていればショールも快適に使えます!
ぜひショールのコーディネートで結婚式を楽しんで下さい。