体型をカバーする着痩せワンピースの選び方と着痩せテクニック

デイリーユースから結婚式や披露宴、二次会、各種パーティーなど、様々なシーンでも大活躍のワンピース。ここでは、体型の悩みをカバーしてスタイルアップしてくれるワンピースの選び方と着痩せテクニックをご紹介。体型に自信がない方も、ちょっとした工夫で着痩せ&様になるスタイリングができますよ。

着痩せするワンピースの選び方

着痩せで大切なのは全身のバランス。体型によって着痩せするワンピースのデザイン(シルエット)は違うので、まずはご自身の体型に合ったワンピースを選びましょう。着痩せの基本となるデザインは以下の3つです。
・着痩せの王道、Aラインのワンピース
下に向かって広がるシルエットで、ウエストや太もも周りをカバーできる清楚な印象のワンピース。上半身のボリュームを押さえてコンパクトにすることで下半身を細く見せます。Aラインワンピースで着痩せするのは、日本人女性に最も多い、下半身が太めの洋梨体型の方です。
・着痩せの定番、Iラインのワンピース
縦長のラインを強調して全身をすっきりと細く見せるデザインです。Iラインワンピースで着痩せするのは、ウエスト周りが気になる方や、バストやヒップにボリュームのない寸胴体系の方。コンプレックスをカバーしながら、ほっそりとしたスレンダーボディを印象づけます。
・メリハリで細く見せるXラインのワンピース
くびれをつくり細いウエストを強調することで、メリハリのあるボディラインを実現する女性らしいワンピース。Xラインのワンピースで着痩せするのは、肩幅が広くグラマラスな、下半身に比べて上半身にボリュームのある体型の方です。

【サイズを選ぶときの注意点】

体型をごまかすために大きめのサイズを選んでしまうと、かえってぽっちゃりとした印象に。ワンピースを選ぶときは体に合ったサイズを選びましょう。

ワンピースのパーツ別着痩せポイント

ワンピースのシルエットが決まったら、次はワンピースのディテールをチェック。二の腕やお腹周りなど、コンプレックスをカバーして着痩せ効果を高めます。
・顔、首、肩をカバーするVネックのワンピース
Vネックは首や顔、肩周りをすっきりとさせ、小顔に見せてくれます。大きめのVネックで鎖骨まで見せればさらに華奢な印象に。デコルテがきれいに見えるボートネックもおすすめです。
・二の腕をカバーするフリル袖のワンピース
二の腕が気になる方は、袖口が広めのベルスリーブやフレアスリーブなどのワンピースを選んで。腕全体が気になる場合は五分丈、七分丈のバルーン袖やドルマンスリーブを。ボリュームのある袖のフォルムが腕を細く見せてくれます。
・Iラインのデザインが入ったワンピース
ドレープやウエストギャザー、プリーツなど、ワンピース自体のシルエットとは別に、部分的にIラインが入っているデザインのワンピースも着痩せ効果があります。気になる箇所は部分Iラインでカバー。
・ウエストマークのあるワンピース
ギャザーやレイヤード、リボン、ベルトなど、ウエストマークのあるワンピースは、Xラインのワンピースと同じようにウエストを細く、メリハリのある体に見せてくれます。ウエスト周りが気になる方には、ウエストに切替のあるセットアップ風デザインのワンピースもおすすめ。上下のメリハリをつけることで、下半身を細く見せる効果もあります。
・ハイウエストのワンピース
ウエストを実際よりも少し高い位置に見せることで、気になるウエストをカバーし、足長効果で全身をスタイル良くほっそりと見せます。ただし、あまりにもハイウエストになると上半身が強調されてスタイルが悪く見えてしまうので、ウエストの位置と全体のバランスをきちんと確認するようにしましょう。
・3つの「首」を見せるワンピース
体の細い部分を見せることでも着痩せ効果が期待できます。見せるポイントは首(鎖骨)、手首、足首の3か所です。この3か所の肌を思い切って露出することで、女性らしい華奢な印象に。さらにアクセサリーを身につけて視線を集めるのも効果的です。
・足を細く見せるワンピースの丈
ワンピースの丈の長さで足の太さ・細さの印象は変わります。足を細く見せるなら、ミニのワンピースの場合は太ももが隠れる膝丈を、ロングのワンピースはふくらはぎが隠れる長さを選ぶのが基本です。足首まで隠してしまう長さは避けましょう。あとはご自身の体型に合わせて調整します。X脚の方は、膝を隠した方がきれいに見える場合もあります。また、Aラインのワンピースはミモレ丈がきれいに見えます。

着痩せするワンピースの色・柄・素材

ワンピースの色や柄、素材なども、着痩せには欠かせないポイントです。ただし、これらはTPOに影響する場合も。着痩せ見えに気を取られすぎず、着用シーンも考えたうえで取り入れてください。
・着痩せカラーのワンピース
パーティーシーンなどで映える赤やピンクなどの華やかな暖色系やパステルカラーは「膨張色」と言われ、実際よりも大きくふくよかな印象を与えてしまう色。着痩せ効果を期待するなら、「引き締めカラー」と言われる青や緑の寒色系、グレーや黒などのダークカラーを選びましょう。おすすめは、重くならず、シーンを選ばないネイビーや、ワインレッドやキャメルなどの膨張を抑える暖色系のダークカラー。ワンピースを着痩せカラーにした場合、ボレロやショール、バッグ、アクセサリー、靴などに明るい色を取り入れるとバランスが良くなります。晴れの席では全身黒のコーディネートは控え、差し色に使うといいでしょう。
・着痩せする柄やデザインのワンピース
柄物も着痩せ効果があると言われています。中でもストライプや大きめ花柄、縦に入ったレースや刺繍などは着痩せ効果もデザイン性もあるのでおすすめです。太って見えるボーダーも、細めのシャドウボーダーならすっきりとした印象に。
・着痩せする素材のワンピース
ワンピースの素材も着痩せを左右する大きなポイント。生地が硬めのハリがある綿やリネンなどの素材は、体型を拾わずワンピースが持つ形のボディラインをつくってくれます。パーティーなど華やかなシーンでは、透け感、光沢が女性らしさを強調してくれるキュプラ、レーヨン、ポリエステルなどのとろみ素材がおすすめ。肌に寄り添うなめらかな落ち感がボディラインをほっそりと見せてくれます。シフォンは女性らしい素材ですが、膨張して見えるため、一部に取り入れる程度が良いでしょう。

ワンピースで着痩せする小物の合わせ方

最後は着痩せして見えるテクニックをご紹介。全体のバランスを見て、必要な箇所に取り入れてみてください。
・上半身のアクセサリーで下半身をカバー
下半身にコンプレックスがある方は、髪飾りや大きめのイヤリング、ネックレスなどのアクセサリーを身につけて、視線が上にいくよう工夫を。ロングネックレスは首元にIラインをつくることで、首や肩周りもすっきりと細く見せてくれます。
・ベルトやリボンで着痩せ効果UP
Iライン、AラインのワンピースにベルトやリボンをプラスすることでXラインに。特にAラインのワンピースは体型をカバーしてくれる反面、バランスが悪いと全体的に大きく見えてしまうこともあるので、ベルトや太めのリボンなどでウエストマークすることで、ウエストを細く見せ、メリハリのあるスタイリッシュな着こなしに。実際より少し高めの位置にウエストをつくると、足が長く背も高く見え、着痩せ効果もUPします。
・ボレロやショールで肩と腕をカバー
肩や二の腕が露わになるノースリーブや、パフスリーブなどフィット感のある袖のワンピースを着用する場合は、ボレロやショールで肩や腕を隠します。ショールなら、縦のIラインをつくることでさらに着痩せ効果を高めます。